大阪公立大学 研究推進機構 放射線研究センター

秋吉 優史 研究教育紹介サイト

Last update 2022/08/13




 

  • つばさ基金制度を活用した放射線教育振興プロジェクト
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    大阪公立大学はその名の通り公立大学であり、ふるさと納税制度を活用した 「つばさ基金」 の中で、 個別プロジェクト支援PDF という制度を大阪府の協力により実現しています。 放射線研究センターではこの制度を用いた「放射線教育振興プロジェクト」を2016年から運営しています。

    ふるさと納税制度は、自分が納める税金の使い方を指定できる制度です。 一般的な「寄付」とは異なり、2000円の自己負担のみで、元々地元自治体に納めていた住民税や所得税を、 特定の自治体、プロジェクトで使うように指定できます。

    本プロジェクトを指定してご寄付戴くことにより、放射線教育出前授業や、オープンスクール活動、 クルックス管からの漏洩X線測定等の様々な放射線教育に関する活動を行うための資金とさせて頂きます。

    特に、クルックス管からの漏洩X線の測定については、「クルックス管プロジェクト」に於いて詳しく説明を行っていますが、 中学・高校の学校教育現場においてクルックス管が授業で使われており、 特に中学2年の理科に於いて、2021年度から本格実施される新学習指導要領に於いてクルックス管を用いた放射線教育が全国で実施されます。しかし、高い線量のX線が漏洩する機器もあり、様々なスクリーニング手法が求められています。

    本プロジェクトでは2020年に寄付頂いた資金を元に、1cm角の小さなバッジ状のOSL線量計である、nanoDot 線量計及び読み取りシステム microStar(長瀬ランダウア社)の導入を行っています。 この線量計を郵送で全国の教育現場に送って教員の手でX線線量測定を行ってもらい、返送された線量計の読み取りを自前で行うことで、実際の装置に対する確実で継続可能な放射線防護体制を構築することが出来ます。

    また、バックグラウンドに近い低い線量率の場の測定、医療機関などでの漏洩X線量の測定など様々な形で放射線安全管理に貢献することが可能です。この装置の管理体制構築に必要な消耗品の購入、郵送費、事務作業員の雇用などのため、何卒ご寄付をよろしくお願い致します。

    以前行っていた放射線教育に活用できる物品の貸与は、 2019年に施行された大阪府立大学の寄付金取扱規程に於いて、 「寄附により取得した財産を無償で寄附者に譲与すること」を条件とした寄付は受け入れることが出来ない、 とされており、貸与の場合グレーではありますが自主的に運用を停止しています。
    このため本プロジェクトにおける寄付者に対する直接の物品提供は行うことが出来ません。
    しかしながら放射線教育を行う個人・団体に対する支援を行うことは本プロジェクトの本来の目的です。
    まずは akiyoshi-masafumi[at]omu.ac.jp ([at] は@に置き換え)までご相談下さい。

     

    一連の手続については大阪府のサイト http://www.pref.osaka.lg.jp/shigaku/fu-daigaku/kifu.html をご覧頂ければ記載がありますが、簡単には、以下に従って手続願います。

     

    〜〜〜 お手続き 〜〜〜

    Step 1 寄付金額の確認

    寄付を行う年の収入に応じてその年に2000円の自己負担だけで寄付が可能な金額が変わります。 寄付上限額に関しては、 つばさ基金パンフレット の7ページ目をご覧下さい。 より詳しくは、 ふるさと納税サイト 控除金額シミュレーション で、収入、社会保険料などを入力すると、寄付可能な上限額が分かります。

    Step 2 申請者IDを取得

     大阪府の寄付申し込みサイト https://www.shinsei.pref.osaka.lg.jp/eas/s/index?tetudukiId=2021030007 から「申請者ID 取得」ボタンを押してメールアドレスと、パスワードの登録を行い、 申請者IDを取得します( ID がメールで送られてきます)。

    Step 3 申請を行う

    上記の 大阪府の寄付申し込みサイトで、 「申請を行う」ボタンを押して Step 2 で取得した申請者ID と自分で決めたパスワードを入力します。 引き続き、 入力画面サンプル の内容で、住所、連絡先などを入力します。 この中の「ご意見等」の欄に「放射線教育振興プロジェクト:1627200700 に寄付する」 旨書き添えて下さい。

    領収書の発行については、Step 4 をご確認下さい。

    上記のフォームの入力後、クレジットカード情報の入力を行います。 ポイントやキャンペーンなど考慮して使用するカードを選んで下さい。 銀行振込などでの手続も可能ですが、ポイントもたまり手続が簡易なクレジットカードの利用をおすすめ致します。

    Step 4 控除手続

    (a) 確定申告をする方
     確定申告をする必要のある方は、Step 3 での入力フォームの中で、 「領収書の発行について」で、「領収証書の発行・送付を希望する」にチェックして下さい。 これにより、「寄附金受領証明書」を郵送してもらい、 確定申告時に寄附金控除欄への入力を行って下さい。 『寄附金の種類』は『都道府県、市町村に対する寄附金』を選択します ( https://www.furusato-tax.jp/about/tax_return?about を参考)

    (b) 確定申告の必要のない方
     確定申告を行う必要が無く、他にふるさと納税などしていない場合は、 「ふるさと納税ワンストップ特例」により、確定申告無しで、 書類一枚提出するだけで翌年度の住民税が減額されます。 この場合は、寄附金税額控除に係る申告特例申請書 を別途入手して記入頂き、住基カードや免許証などの身元確認書類の写しと共に、

    〒559−8555 大阪市住之江区南港北1−14−16 大阪府咲洲庁舎38階
    大阪府府民文化部 府民文化総務課 大学・宗教法人グループ

    に郵送願います。

    Step 5 寄付のご連絡

    大阪府 府民文化部 府民文化総務課 から確認のメールが来ると思いますので、 ご対応お願い致します。 その際に「放射線教育振興プロジェクト:1627200700 に寄付する」 旨書き添えて頂くようにお願い致します。 また、秋吉の方に最終的な寄付金額をご連絡頂けますようよろしくお願い致します。

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜

     ふるさと納税について、一般の寄付と混同して、収入に対して寄附金額が収入から「控除」されて、 寄附金額の1〜2割程度が戻ってくるだけ、と勘違いされている方がおられるようですが、 2000円を除いて全額が帰ってきます。 (確定申告が必要な場合、住民税の分は口座に振り込まれるのではなく、 本来払わなくてはならない住民税から減額される形で還元されます) 「税制上の措置」の、直接寄付ではなく、 「ふるさと納税による所得税および個人住民税の措置」の方をご確認願います。

     なお、寄付手続完了後に秋吉(akiyoshi[at]riast.osakafu-u.ac.jp [at] を @ に書き換えて下さい) まで寄附金額をご連絡戴けますようよろしくお願い致します。 手続でご不明な点がある場合も遠慮無くご連絡願います。

     

    関連リンク、参考資料

  • 府立・高専基金 「世界に翔け つばさ基金」

  • 大阪府の府大へのふるさと納税紹介サイト

  • ふるさと納税サイト 控除金額シミュレーション

  • 大阪府立大学への支援のための寄付申込

  • ふるさと納税をした際の確定申告手続

  • 寄附金税額控除に係る申告特例申請書

  • ふるさと納税による所得税および個人住民税の措置

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    問い合わせ:e-mail: akiyoshi-masafumi[at]omu.ac.jp ([at] を@に置き換えて下さい)